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「矯正治療は、きれいな歯並びを手にして終わりではありません。どんなに見た目が美しくなっても、それを維持する気持ちが薄れてしまったら、本当の幸せには結びつかないと思うんです」と強いまなざしを向ける、佐々木さん。だからこそ、治療が終わった後もますますモチベーションが高まるようなアプローチが必要だと、ずっと考えていました。その中で取り組み始めたのが、トリートメントケア。きれいな歯並びになって満足しがちな患者さんの意識をもう一度たぐり寄せることができ、「これからもずっと健康な歯でいたい」という気持ちに弾みがつくといいます。
長い治療期間をかけて伝えた予防の価値が、 時とともにぼんやり薄れてしまわないように。
矯正治療を受ける方々ですから皆さん、歯への関心は高いものがあります。でも、同じように意識は高くても器用・不器用の差もありますし、なかなかセルフケアが上手にできない方もいらっしゃいます。そうすると、来院されたときに申し訳なさそうな顔で「すいません…」とおっしゃるんです。
私が一生懸命にお話すればするほど、逆にプレッシャーを与えてしまっているのかもしれない。そのことに気づき、セルフケアが難しい患者さんには「大丈夫ですよ、安心してください。1カ月に一度、私がきれいにクリーニングしてしっかりフォローしていきますから」と言葉をかけるようにしました。すると表情が和らいで、患者さんから「すいません」という言葉が消えていったんです。「そう言ってもらえて、すごく安心できました。佐々木さんがついていてくれると思ったら、お家での歯みがきも頑張ろうという気になります」とおっしゃってくださった患者さんもいます。
矯正治療中はリスクが高まります。せっかくきれいな歯並びになっても、むし歯になってしまったら意味がありません。だからこそ当院では、予防に力を入れています。大切なのは、長い治療期間中に1つひとつ伝え続けてきた予防の価値が、患者さんの中で時とともにぼんやりしていってしまわないようにすることです。矯正治療の終了はゴールではなく、豊かな人生を歩むスタートなのですから!
「これからもずっと健康な歯でいたい」 という患者さんの欲求に弾みがつきます。
そこで私たちは、リテーナーのチェック時にトリートメントケアを提供することにしました。これから保定に入っていこうという方には、それまで予防の観点から行なってきたPMTCに、プラスαの心地よさとしてトリートメントケアを加えることで、とても大きな魅力を感じていただけます。
何よりも歯面がツルツルする、あの感覚がたまらないみたいです。その状態を維持したいからと、アパガードリナメルを使い始める方も多く、セルフケアへのモチベーションが一段と高まるんです。トリートメントケアは、患者さんの「健康な歯でいたい」という欲求に弾みをつけるというのでしょうか。矯正治療を終えてホッとしがちな患者さんの意識にアクセントをつけ、メインテナンスに通い続けてもらうための付加価値になっています。
しかも、先日紹介されていた「トリートメントケアを行なうと細菌が付着しにくくなる」というデータ。その情報を目にする前から、歯面が滑らかになってツルツルするということは、プラークがつきにくくなるということだろうと感じてはいました。プラークがつきにくければ当然、ブラッシングもラクになり、患者さんの負担を軽減できます。今後は、メインテナンスに入る前のモチベーションアップだけでなく、矯正治療中からトリートメントケアを提供していくことも考えていきたいですね。
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